今年のフェブラリーSは逃げ・先行勢が激戦区。ペースと展開の読みを当てることができるかどうかがカギとなりそうだ。
逃げ・先行
- コパノリッキー(逃げ)
- スーサンジョイ(逃げ)
- モンドクラッセ(逃げ)
- コーリンベリー(逃げ)
- タガノトネール(先行)
- モーニン(先行)
- ホワイトフーガ(先行)
- ロワジャルダン(先行)
- アスカノロマン(先行)
差し
- ノンコノユメ
- ベストウォーリア
- ローマンレジェンド
フェブラリーSで好走する馬の脚質の傾向としては先行馬が有利なデータがあるが、これだけ前で競馬をする馬が多いと差し馬の台頭もあるのではと思いたくなる。
現に近走でキレ味鋭い末脚を見せてきたノンコノユメは1番人気の最有力候補としてマスコミや多くの競馬ファンから注目を浴びている。
「逃げ・先行馬が多ければハイペースになって、差し馬に有利になる」というのは一般的な見解だが、そう単純に競馬が進むとも限らない。後ろに強烈な末脚を持つノンコノユメが控えているなら、先行勢もそう簡単に有利な展開にはさせてくれないだろう。そうなれば前が牽制し合って団子状態になり、スローになるという状態も考えられる。
しかし、現在同競走を2連覇中で武豊が手綱を握る逃げ馬のコパノリッキーに、これまで馬券圏内を外していない東京巧者のモーニンといった強い馬が揃っており、逃げ・先行勢は混戦状態だ。早仕掛け→差し馬台頭というパターンも十分にあり得る。
こういう時に思い切って大逃げをするような馬が出てきたりすればかなり面白くなる。ノーマークのモンドクラッセやスーサンジョイあたりが思い切った逃げを図れば先行勢は一気に後手になる。
モンドクラッセには田辺騎手が騎乗予定。今月からフリー騎手となった田辺騎手だが、ここをアッサリ逃げ切り勝ちすれば大きなアピールとなる。
スーサンジョイには和田竜二騎手が騎乗予定。初のG1、初の東京コース、距離不安と不安要素も多い馬だが波乱の演出者にもなり得る。いずれにせよマークの薄い逃げ馬には十分注意をした方が良さそうだ。