タガノトネール（セ6）
調教師：鮫島一歩（栗東）
馬主：八木良司
生産者：新冠タガノファーム
産地：新冠町
通算成績：33戦7勝（7-7-3-16）
主な勝ち鞍：’15サマーチャンピオン（G3）
血統：父ケイムホーム、母タガノレヴェントン
2015.10.12 マイルチャンピオンシップ南部杯（G1、盛岡・ダ1600m）?2着
1着 7-12 ベストウォーリア（牡5）／福永祐一／1番人気
2着 1-1 タガノトネール（セ5）／藤岡康太／4番人気
3着 8-14 ワンダーアキュート（牡9）／和田竜二／2番人気
最内の枠を活かしたタガノトネールが抜け出して逃げる展開に。最内のタガノトネールがハナをいき、すぐ外にはエーシンビートロン、ポアゾンブラック、さらに外からベストウォーリアとダブルスターがピタリとマークして5頭の先行勢が飛ばしていく。
前半800mを45.7秒というハイペース。4コーナーではタガノトネール、ポアゾンブラック、ベストウォーリアの3頭が一瞬並ぶが、ポアゾンブラックが沈むとタガノトネールとベストウォーリアの一騎打ちに。さらに後方からは先行集団を見ながら好位の6番手で運んでいたワンダーアキュートが追い込んでくる。
最後はベストウォーリアが逃げたタガノトネールを差し切りゴールし、2馬身差の2着にタガノトネール、さらにハナ差の3着にワンダーアキュートが入着した。
タガノトネールは条件戦以来の「逃げ」。意外であったが、最内からのダッシュが決まった中で選んだ戦法だろう。引かない先行勢の姿勢に厳しいペースとなったが、結果として他の先行勢にとって厳しい流れになった。そんな中で最内の枠を活かして2着に粘れたことは高評価。
2015.11.14 武蔵野S（G3、東京・ダ1600m）?2着
1着 6-10 ノンコノユメ（牡3）／C.ルメール／2番人気
2着 8-13 タガノトネール（セ5）／戸崎圭太／5番人気
3着 4-5 モーニン（牡3）／川田将雅／1番人気
今回は前走から打って変わって外枠からのスタートとなったがここでも好スタートを決め、セカンドテーブルが逃げ、その後ろにニシケンモノノフ、タガノトネールの3頭が先行する形で進む。
3~4コーナーで2番手を交わして徐々に浮上し、直線で早めに先頭に立っても後続を寄せ付けない。しかし後方外からノンコノユメが末脚を伸ばしてきてゴールぎりぎりのところでハナ差で差し切られた。最後はノンコノユメに交わされてしまったが着差はわずかで、ここでもハイペース気味なレースをよく粘ってみせた。
2016.01.31 根岸S（G3、東京・ダ1400m）?4着
1着 8-15 モーニン（牡4）／戸崎圭太／1番人気
2着 4-8 タールタン（牡8）／C.ルメール／6番人気
3着 1-2 グレープブランデー（牡8）／F.ヴェロン／10番人気
4着 5-9 タガノトネール（セ6）／田辺裕信／2番人気
休み明け初戦。スタートは今回も良く、逃げるシゲルガガを2番手追走。モーニン、グレープブランデー、レッドファルクスもまとまって5頭の先行勢で進めていく。
直線で内を行くシゲルガガを外から交わして一瞬先頭の立つが、さらに外からモーニンが伸びてきて並びかけられる。モーニンに交わされると外からグレープブランデーと中団にいたタールタンにも交わされ4着に敗れた。
今回も積極的に前へ行くが、最後の直線ではひと伸びがなく、やや一杯な様子であった。ペース的にも後続の脚を使わせることができず、後半に余力を持った後続勢にやられてしまった。休み明けの影響もあるが、前走よりもパフォーマンスは落としているようだ。
フェブラリーSの見解
前走が叩き台だとすれば”買い時”はここかもしれない。前走はモーニンが強い競馬をしてみせたが、この馬も今回パフォーマンスを上げてくるようなら要チェックだ。
武蔵野Sで完封したグレープブランデーに前走先着を許していることからも、単にこの馬のパフォーマンスが落ちていただけと見れば、叩き2戦目、武蔵野Sと同じ舞台のマイル戦に戻ることを考えれば、ここで本領を発揮して巻き返す可能性はある。
コパノリッキーやモンドクラッセといった逃げそうな馬の番手を突くようなイメージで進め、極端に緩ませないようなペースで後続に脚を使わせられれば勝機もあるだろう。
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