ノンコノユメ(牡4)
調教師:加藤征弘(美浦)
馬主:山田和正
生産者:社台ファーム
産地:千歳市
通算成績:10戦6勝(6-2-1-1)
主な勝ち鞍:’15ジャパンダートダービー(G1)
血統:父トワイニング、母ノンコ
2015.07.08 ジャパンダートダービー(G1、大井・ダ2000m)?1着
1着 6-9 ノンコノユメ(牡3)/C.ルメール/2番人気
2着 5-6 クロスクリーガー(牡3)/岩田康誠/1番人気
3着 8-12 ラッキープリンス(牡3)/今野忠成/6番人気
雨の中で開催されたジャパンダートダービーは不良馬場。ノンコノユメは序盤8番手の中団を追走。最後の直線は外から脚を伸ばして、逃げ粘るクロスクリーガーを捕らえて交わし去ると、これに2馬身半差をつけて優勝。初の2000mだったが難なくこなし、上がり2位のクロスクリーガーを1秒4も上回る末脚を披露した。
2015.11.14 武蔵野S(G3、東京・ダ1600m)?1着
1着 6-10 ノンコノユメ(牡3)/C.ルメール/2番人気
2着 8-13 タガノトネール(セ5)/戸崎圭太/5番人気
3着 4-5 モーニン(牡3)/川田将雅/1番人気
スタートで遅れ、後方10番手から追走。逃げ馬セカンドテーブルが先手をとってかなり速いペースで飛ばしていく。ノンコノユメもなんとかついていきながら外目を追走。後方のまま直線に入るがジリジリと伸びてきてそのまま勢い衰えずゴール前で先頭のタガノトネールに並んでハナ差で差し切った。3歳馬で58kgを背負っていただけに高評価。ここ2戦で急激にパフォーマンスを上げてきた印象。
2015.12.06 チャンピオンズカップ(G1、中京・ダ1800m)?2着
1着 2-4 サンビスタ(牝6)/M.デムーロ/12番人気
2着 1-1 ノンコノユメ(牡3)/C.ルメール/3番人気
3着 1-2 サウンドトゥルー(セ5)/大野拓弥/5番人気
今回はスムーズにスタートを決めるがやはり後方から進める。コパノリッキー武豊コンビがハナを主張していくが、外国馬ガンピットにボウマン騎手のテン乗りクリノスターオーが絡みにいき、乱ペースに。コパノリッキーが潰され、結果差し馬に有利な展開となった。今回は4コーナーで外を回らず内を突いてきており、直線も内ラチ沿いを追い込んできている。先に抜けだしたサンビスタを捕らえきることはできなかったが、ここでも力を示して3歳世代最強に名乗りを上げた。
フェブラリーSの見解
近走の好走は展開の手助けがあったことも大きいが、それでもここ3戦は急激な成長ぶりが目立つ。今回も先行勢多数でチャンスと見るファンも多いのでは。
これまで強い競馬を見せてきたが、実はデビューから一度も1番人気に推されたことが無い。今回1番人気の最有力候補にあがっているが、今回も驚異の末脚で並み居る強豪の先行勢を差し切ることはできるだろうか。
後ろからの馬は常にリスクがあり、ペースと展開に左右されやすく絶対的な信頼はおけない。近走の好走ぶりと成長ぶりから買いたくなる馬ではあるが、危険な人気馬とも言える。